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1.72017
【レポート第二弾Vol.1】アンクルトレーニングで生徒のポテンシャルを最大限引き出す二つの視
パタパタアンクルのようにアンクルウエイトを動かすと、それがトレーニングになる、というものがアンクルトレーニングです。
とてもわかりやすいですね。
でも、それだけだと、
「上達につなげるにはどう活用したら良いのか?」
という疑問が湧いてくるかも知れません。
そこで、アンクルトレーニングの活用法について、レポートを書きました。
『アンクルトレーニングで生徒のポテンシャルを最大限引き出す二つの視点』
書き連ねてみたらPDFで41ページとやや長文になってしまいました。
なので、何回かに分けて、一分程度で読める程度の長さで切って1日一通ずつお届けします。
バレエでも、新体操でも、チアダンスでも、あるいは他のジャンルでも、共通して使える内容です。
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では、早速第一号を始めます。
先日、アンクルトレーニングをバレエの3クラスで実施した例をご紹介いたしました。
もうお読みいただけましたでしょうか?
この結果をまとめると次の二点になります。
・経験が浅い生徒の2クラスでは全員(28名)がピルエットが改善した。
・中級以上の生徒の1クラスでは半数(8名)がピルエットが改善した。
次なる課題として浮かんでくるのは、
改善しなかった中級以上の生徒にはどんな課題を提示したら良いのか?
ということになります。
その答えをお伝えする前に、
上達のコツについていくつかのパターンをご紹介します。
1. ジャンルを超えて上達するコツ
2. 上級レベルまで上達するコツ
3. 一つのジャンルで突き抜けて上達するコツ1
4. 一つのジャンルで突き抜けて上達するコツ2
これ以外にもありますが、今回はこの4つを説明します。
もしあなたが、
・これだけ練習しているのに思ったほど結果が得られていない。
・解剖学やトレーニング法を沢山学んだけど成果につながっていない。
・繰り返し練習することが最善の方法。
・具体的に何をどう組み合わせて練習したら良いか学んだことがない。
・三年前とやっていることが変わらない。
この中に思い当たるものが一つでもあるなら、生徒のポテンシャルを伸ばしきれていない可能性が高いです。
世界のトップに近づけば近づくほど、選手間の実力の差は小さくなります。
したがって、わずかな差が生徒の運命を分けることになります。
そのための準備の一つとして、本レポートがお役に立てたら幸いです。
【もくじ】
1) 4つのアプローチ
1.ジャンルを超えて上達するコツ
2.上級レベルまで上達するコツ
3.一つのジャンルで突き抜けて上達するコツ1
4.一つのジャンルで突き抜けて上達するコツ2
2) そうはうまくいかない
3) 二つの対策
ところでアンクルトレーニングは?
1.バレエアンクルの三大特長
2.新体操アンクルの三大特長
2-1.バレエアンクル〜9テーマ
冒頭の中級生に必要な課題は?
4) アンクルトレーニングで生徒のポテンシャルを最大限引き出す二つの視点
【1. ジャンルを超えて上達するコツ】
まずは、「1. ジャンルを超えて上達するコツ」(上図参照)。
踊りで言うと、バレエを習っている生徒が、もしヒップホップを踊ったらどうなるでしょう?
妙に様にならない、というのはよくある話です。
バレエっぽさが抜けないんですね。
もちろんヒップホップに限りません。
ジャズを踊っても、
「あ、あの人はバレエの人ね。」
というような踊りになってしまいます。
これは特定のジャンル(この場合はバレエ)の動きしか経験してこなかったので、未経験の動き(ヒップホップやジャズなど)を踊ろうとしても、なかなか振りが入らなかったり、踊れてもバレエっぽくなってしまう、という状態。
踊れてはいても、違和感が残ります。
一方、複数ジャンルが踊れる例をあげると、
英国ロイヤル・バレエのプリンシパル、スティーブン・マクレイ。
彼は、ローザンヌ国際バレエコンクールに参加した際に、見事なタップダンスを披露し、拍手喝さいを浴びていました。
2015年のワールドバレエデイでは、タップダンスの作品「チャルダッシュ」を見事に披露しました。
なぜ彼が、バレエもタップもマスター出来たのか?
ここに複数ジャンルの動きを習得するヒントが隠されています。
「私はタップを踊らないから…」
とか言わないでくださいね。
彼は、バレエを習い始めた初日からタップダンスも習っていたそうです。
彼が英国ロイヤルのプリンシパルダンサーに登りつめた背後に、タップダンスが隠れている可能性は十分あり得ます。
【なぜ日本には複数ジャンルを踊るダンサーが少ないのか?】
つづく…
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