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1.132017
【レポート第二弾Vol.7】「トンガリ型」以外の上達法1
無料レポート『アンクルトレーニングで生徒のポテンシャルを最大限引き出す二つの視点』第六話「にわかには信じがたいオリンピック選手の実話」はお読みいただけましたでしょうか? リンクは文末にて。
【思い込みのワナ】
前回の逸話、交通事故後の半年間、身体的トレーニングを一度もせず、オリンピック選考会でいきなり競技を行ったにもかかわらず選ばれるとは、ちょっと驚きですね。
しかし、それも思い込みの問題。
・実際に運動しないと運動能力は上がらない。
・本番の演技を繰り返さないと本番で力を発揮できない。
・練習は毎日やったほうが上達する。
・筋トレしないと筋肉は鍛えられない。
・バレエを習っているならバレエの練習だけするのが良い。
などなど。
どれも思い込みですね。
そうしても良いけど、それ以外にも同様あるいはそれ以上の結果をもたらすアプローチがあっても良い。そして、実際にあります。
では、「トンガリ型」以外で、難しいテクニックを習得するにはどうしたら良いでしょうか?
【二つの対策】
「トンガリ型」にならないようにするひとつの方法は、「ピラミッド型」で行く、となります。
「ピラミッド型」で行くにはツーステップのアプローチが有効です。
●対策1−水平展開
常日頃から、特に初級から中級にかけての時期には重点的に底辺を横に広げる努力をしておきます。
水平方向に広がっていくのでこれを水平展開と呼んだりします。
バレエならバレエ、新体操なら新体操と狭い領域にとらわれず、さまざまな動きを経験させておくことが必要です。
言葉の学習に例えると、語彙を増やすということです。
普段使う言葉だけ繰り返すのではなく、
・大人の言葉
・子どもの言葉
・男の言葉
・女の言葉
・王様の言葉
・庶民の言葉
・さまざまな職業の言葉
などなど。
この時、大事なのは
「完成度は追わない」
ということ。
底辺を横に広げるのが目的なので、さまざまな種類を経験していれば良いのです。
もっというと、
間違っていてもかまわない。
できていなくても良いのです。
挑戦しただけでも十分です。
完成度を高めようとすることは、難易度を高めることに繋がります。
それは、目的が違う。
ここを混同すると、底辺を広げることに対してブレーキがかかってしまいます。
これが対策1です。
対策2については次回…
最後までお読みいただきありがとうございました。
参考文献